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高梨沙羅 輝きを取り戻す ジャンプ審査変更 ガチでテレマーク

日本のスキージャンプ界を代表する高梨沙羅さんについて紹介します。彼女はその若さから数多くの記録を打ち立て、多くのファンを魅了してきました。しかし昨シーズンは表彰台には上がったもののワールドカップ優勝はありませんでした。さらに今年のルール改正で高梨沙羅さんは不利になると言われています。どういうことなのか検証してみました。

1. 高梨沙羅さんの成績のまとめ

高梨沙羅さんは、ワールドカップでの通算勝利数が60回を超えるなど、女子スキージャンプ界でトップレベルの成績を誇ります。2018年の平昌オリンピックでは、女子スキージャンプ選手として初めて銅メダルを獲得し、日本に輝かしい歴史を刻みました。さらに、2023年シーズンにもワールドカップの一部で3位に入り、長年の実力を示し続けています。まさに女子ジャンプ界の第一人者ですね。特に通算勝利数は圧倒的です。

2. スキージャンプ競技の難しさ

スキージャンプは、見た目以上に高い技術と集中力を求められる競技です。選手は助走路を全速力で滑り降り、踏切のタイミングを正確にとることで大きな飛距離を得ます。しかし、飛行中には風の影響を受けやすく、バランスを崩さずに安定した姿勢を保つ必要があります。さらに、飛行の終わりにはテレマークという特殊な着地姿勢が求められ、これをきちんと決められないと減点の対象となります。技術点も含まれるため、飛距離だけでなく、総合的なパフォーマンスが勝敗を左右します。

スキーはやったことがあってもジャンプはないという方がほとんどですので、どれ程難しいことなのかがわかりませんね。すごく簡単に言うと助走路を加速させるように重心に気を付けながら踏切のタイミングを合わせ素早く飛行姿勢に移るということです。これを一瞬で行うのです。しかもすべりやすい雪の上で。これらをこなした上でテレマークで着地となるのですが、一連の動きをほぼ時速80~90キロの中で行うのです。

3. ルール改正による影響と新たな挑戦

2024年に新しいルールが導入され、特に着地のテレマーク姿勢の評価が厳格化されました。これにより、着地が苦手な選手にはハードルが上がったとされます。高梨沙羅さんも、この変更により難しさを感じる部分があるとされていますが、それでも彼女はこの課題に立ち向かい、より良いパフォーマンスを目指してトレーニングを重ねています。新ルールへの適応は全ての選手にとって大きな挑戦ですが、これを克服することで更なる進化が期待されています。

今は5人の飛形審判員がいて最高点と最低点を除いた3人の点数が飛形点となります。いままではテレマークが入っていないと判断されると満点20点から2点のマイナスとなり最高6点のマイナスでしたが、今回のルール改正でマイナス3点に変更されました。これで同じ距離を飛んだとしてもテレマークが入らなければ2回合計で18点のマイナスとなり、とても勝負できる点数ではありません。

4. 高梨沙羅さんはテレマークが苦手

高梨沙羅さんはテレマークが苦手です。これはデビュー当時からわかっていたことで、一番遠くへ飛んでいるのにテレマークが入らないから負けた試合もあります。当時は女子ジャンプのレベルも低く、助走路のスピードが速めに運営側が設定しており技術的なアドバンテージがあった高梨沙羅さんはテレマークがなくても勝てていたのです。しかし他選手のレベルが上がるにつれ助走路スピードが抑え気味となり圧倒的な飛距離を稼げなくなりました。これが勝てなくなったひとつの要因なのですね。

5. 高梨沙羅さんへの期待

高梨選手はこれまでも数多くの困難を乗り越えてきました。今シーズンも引き続き努力を重ねている彼女が、新しいルールの下でどのように成長し、結果を残すのか、ファンは大いに期待しています。スキージャンプの難しさや新ルールへの適応を乗り越える姿は、多くの人に勇気を与えてくれます。

テレマークに関しても男子選手からアドバイスを求めたり、小林陵侑選手に秘訣を聞いたりと苦手をなんとかしようとしています。柔軟性がとびぬけて素晴らしい高梨沙羅さんですのでテレマークを克服することを期待します。

6. まとめ

ジャンプ競技は屋外競技です。気候条件とくに風による運不運があります。運を呼び込むのも一流の証です。ルール改正で努力を続ける高梨沙羅さんは必ず不利な状態から抜け出せるはずです。これからの活躍を応援し、一緒に彼女の新たな挑戦を見届けましょう。

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